イラストはクリックすると拡大表示されます
ゆっくりとご覧下さい

背中を丸めることが腰の不安定感を招く腰の不安定感の原因は慢性の腰痛と同じく、
背中が丸くなった状態が続いてお腹がたるむ
ことによって起こります。

この時、背骨もたるんでいるのです。
下のイラストで腰の不安定感の原因を見てみましょう。

椎間板が後方に偏り腰が不安定となる腰が丸くなっている姿勢をイラストで見ると
背骨の前にある靭帯、前縦靭帯（ぜんじゅうじんたい）が
たるんで背骨から離れようとしています。

このすき間が腰の不安定感の原因となっているのです。

椎間板が前方に戻ると腰の不安定感は軽くなる背骨と前縦靭帯のすき間がさらに広がると
腰骨がぐらつき、前へとすべってしまいました。

腰のすべりを引っ張って戻したいところですが、
背骨は皮膚の奥にあるので、
つまんで引っ張り出すことができません。

どうすればよいのでしょうか。

前方にすべった骨は引っぱるのではなく他の骨を前へ出す
腰の不安定感を元に戻すには
前縦靭帯をもう一度、ピンと張るようにすれば良いのです。

前縦靭帯のピンと伸ばす矯正をすると
腰骨は後ろに押し出されるように
元の位置に戻ることができます。

下の解説で実際の方法を見てみましょう。

坐骨に手を当て背筋を伸ばす
術者はおしりの下の骨に手を当てます。
そして両方の４本の指を坐骨に引っ掛けます。

坐骨を回転させて腰の張力を作る
模型で表すとこんな感じです。
しっかりと坐骨に引っ掛けて
骨盤の回転運動ができる準備をします。

骨盤を立てることで腰の張力を作る
「おへそを突き出して背筋を伸ばしていきましょう。」
背筋を伸ばしていただきます。

この時術者は両手で坐骨を後方に引いています。

この動作によって骨盤は、
この写真で言うと反時計回りの回転をしていきます。

骨盤が起き上がり、背骨の前の前縦靭帯がピンと貼り始めます。

前縦靭帯の張力が腰骨に伝わり、
腰の不安定感の原因となっていた
骨が元の位置に戻ってきます。

他の骨も持ち上げて腰の不安定感を楽にする
また、他の腰の骨も持ち上げていきます。
骨の位置が上がると椎間板が陰圧となって
腰が安定していきます。

▶ 当てはまるお体の状態はございますか。こちらからどうぞ。